2016年3月15日火曜日

粟島釜屋漁港に虹が立つ


毎年冬になると、釣りをしないでも、季節感を感じるために粟島に行きたくなります。

フェリーの欠航やら、民宿の具合によって、果たさずにいます。

それが、昨年、市左衛門さんのブログ写真に、理想的な配置の図像を、民宿の奥方が掲載されていました。

奥方の写真で絵を描かせてもらう承諾を得て、今年の正月から描き始めました。

民族学者の谷川健一が、海荒れは、神の到来を告げている、と書いています。
まさに、その瞬間が写真に撮られていましたが、この海を見ることのできる環境にいることにあこがれを感じます。。
寒さに大地は黒々として、毎日鉛色の雲が空をおおっている。
この一瞬、雲が割れ、太陽が怒涛の波と手前の山にスポットライトを当てている。
どす黒い雲が、太陽の恩恵で青や赤の色に染められ、
波からあふれ出た水分は、直接刺された太陽によって虹が立つ。

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