昨年から、
頭の中の脳髄が、
こんにゃくのような、
プリンのような、
ぐずぐず、ゆらゆらしています。
思えば、十数年前の一年の鬱症は、
こんな状態から始まったのでした。
その後で、鬱や躁は、頭の中のシナプスの疲労だと理解した。
これはいかん!と、
友人を誘って釣りの計画、
伊豆の南の岸壁に立てば、
鬱も躁も何もなかったように集中する。
波が悠久の時をたたえ、
竿先の、かすかな当たりを日がな待つ。
こんこんと2,3センチの竿先の曲がりに、
5メートルの竿を、勢いよく合わせ、
水中の魚の、大小を聴き合わせて、
竿をあげる。
この幻の魚に、どれだけ救われただろう。
毎日は、脳髄のプリンが、
豆腐に変わり、
コンニャクに変化する。
ひと時の、筋の通った脳髄に落ち着いたとしても、
すぐさま、ぐにゃぐにゃになる。
それが、海面の揺らぎと同調すると、
普遍の一形態になる。
海よ、波よ、
永遠の故郷・・・・・水魂たちよ。
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